園での過ごし方

食育で育つからだと心

食育コラム

食育とは

子どもの食事は
成長と健康の為に
「命をつなぐ」
ことと食事の場面を通して
「心を育てる」
ことです。

Grow up mentally

子ども達は食卓でのかかわりを通して人間関係の力を身につけていきます。

食事をしながら家族の会話に耳を傾け、年上の人たちがとる態度や考え方、好み、良いこと、いけないことの見極め方、ユーモアのセンス、困ったときの気持ちの切り替え方や問題解決の姿勢、会話のかかわり方や聞く態度等、人とかかわる力の多くを取り入れていきます。

特に「しつけ」をしなくても子ども達は食卓での会話を通じて、両親や兄弟を真似しながら自分に必要な動きを身につけていくのです。
食卓の人間関係は「いつも人が」「近くで」「持続して」「繰り返し」働きかけてくる場であることから、人格形成に重要な影響を及ぼすことになるのです。

ところが一人で食べる孤食の状況におかれると食卓での会話は成立しません。
日々の食卓を通してなされる心の開放、聴いてもらえた癒しが行なわれないのです。言われなくても見聞きしてわかる生活常識を学ぶ機会がなく、人とかかわる力を狭めてしまうのです。

暖かく受け容れあいながら、いつもの食卓でいつもの人々と心を通わせながら食しているか、叱られながらせかされていつもいつも注意をうけながら食しているか、または関わる関係そのものがない淋しい状況のなかで食べるだけ、これらは人間形成にかかわる心理的問題であるといえます。

孤食のスタイルが不登校やひきこもり症候群の要因のひとつになっていることも考慮する必要があるといえます。

grateful feelings

食事に集中して楽しく食べる事の始まりと終わりを表します。食事に対する
感謝の気持ち
食事を味わって食べた達成感と食事を作ってくれた人への心からの感謝を表しています。